もし「お手本となる画像」を見せるだけで、AIがプロンプトのヒントを提案してくれたら…?ChatGPTの「画像認識機能」と、「YAML」を連携させることで、それが現実になるのです!
「PinterestやInstagramで見つけた、この素敵な画像…これをImageFXで再現できたら最高なのに!」
「頭の中にはイメージがあるけど、どうプロンプトにすればいいか、わからない…」
「もっと直感的に、効率よく高品質なプロンプトを作りたい!」
そんな風に感じたことはありませんか?ImageFXで素晴らしい画像を生成するには、詳細で的確なプロンプトが不可欠。ですが、それをゼロから考え出すのは時に骨の折れる作業です。
この記事では、参照画像から高精度なImageFX用プロンプトをYAML形式で自動生成するという、ChatGPT
連携を徹底解説します。
ChatGPTに意図通り動いてもらうための
「魔法の呪文」から、
AIの提案を磨き上げるコツまで、
具体的な手順をステップバイステップでご紹介。この記事を読めば、プロンプト作成は劇的に進化し、ImageFXでの表現の幅が無限に広がるはずです。
※「【YAML】プロンプト作成が劇的に楽に!初心者向けに基本を解説」でご紹介したYAMLの基本知識があると、よりスムーズにご理解いただけます。
なぜ最強?ChatGPT × YAML × ImageFX 連携の驚くべきメリット

ChatGPT、YAML、ImageFX。これら三つを連携させることが、なぜ「最強」と言えるのでしょうか。それは、それぞれのAIと技術が持つ強みを組み合わせることで、単独では実現できない驚くべき相乗効果が生まれるからです。
ChatGPT
人間のように画像を「見て」「理解し」、その中に含まれる被写体、背景、構図、色調、さらにはスタイルや雰囲気といった抽象的な要素までを言語化する驚異的な能力があります。
これにより、「言葉にしにくいニュアンス」をAIの力で抽出することが可能になります。
YAML
抽出された情報を「構造化」するための最適なツールです。箇条書きや階層構造を使ってプロンプト要素を整理することで、人間にとってもAIにとっても非常に分かりやすく、管理しやすい形になります。
これは、複雑な情報を扱う上で欠かせない役割を果たします。
ImageFX
YAMLによって整理された詳細かつ的確なプロンプトを元に、高品質な画像を生成する能力を持っています。指示が明確であるほど、ImageFXはその真価を発揮するのです。
この三位一体によって、以下のようなメリットが生まれます。
爆速プロンプト作成
アイデア出しと記述の手間をAIが肩代わり。
言語化の壁を突破
自分がうまく言葉にできない画像の特徴もAIが分析・提案。
新たな視点の発見
AIの分析から、自分では思いつかなかったキーワードや表現を発見。
学習効果の向上
AIが生成したYAMLを見ることで、
「【YAML】プロンプト作成が劇的に楽に!初心者向けに基本を解説」の理解が深まる。
ChatGPTとYAMLを連携させることは・・・
より直感的で、効率的で、かつ高度なクリエイティブ作業へと引き上げるワークフローである。
【基本編】たった4ステップ!画像からImageFX用YAMLプロンプトを作る全手順

ChatGPTを使って参照画像からYAMLプロンプトを生成する流れを解説します。
思ったよりも簡単ですので、ぜひ気軽に試してみてください。
Step 1:お手本にする「参照画像」を準備しよう
まず、プロンプトの「お手本」としたい参照画像を準備します。この画像の選び方が、後の工程の成功を左右する重要なポイントです。
画像の選び方のヒント:
準備ができたら、ChatGPTを開き、画像をアップロードできる状態にしておきましょう。
Step 2:ChatGPTへの「魔法の呪文」(マスタープロンプト)を唱えよう
次に、ChatGPTに対して、何を分析し、どのような形式で出力してほしいかを指示するための「マスタープロンプト」を作成します。これが、ChatGPTに意図通り動いてもらうための「魔法の呪文」です。指示が曖昧だと、期待とは異なる出力が返ってくる可能性があるので、できるだけ具体的に記述しましょう。
マスタープロンプトの基本構成例:
#役割設定
あなたは優秀なプロンプトエンジニアであり、画像分析のエキスパートです。
#タスク指示
今からアップロードする画像を詳細に分析し、GoogleのAI画像生成ツール「ImageFX」でこの画像を再現、またはこの画像のスタイルを参考にした新しい画像を生成するためのプロンプト要素を抽出してください。
#抽出要素の指定
特に以下の5つの要素を中心に、具体的かつ詳細なキーワードやフレーズをリストアップしてください。
1. 被写体 (Subject): 画像の中心となる人物、動物、物体など。特徴や行動も含む。
2. 背景・場所 (Background/Location): 被写体がいる環境、周囲の状況。
3. スタイル・画風 (Style/Art Style): 画像全体のタッチ。写真風、アニメ風、油絵風など。
4. 構図・アングル (Composition/Angle): 配置やカメラの視点。
5. 色調・雰囲気・光 (Color/Mood/Lighting): 全体の色味、ムード、光の種類や当たり方。
#出力形式の指定
分析結果は、**必ず以下のYAML形式**で出力してください。各要素には複数のキーワードやフレーズを含めてください。
```yaml
テーマ: (画像全体のテーマを一言で)
被写体:
種類:
特徴:
-
-
行動:
場所_背景:
種類:
詳細:
-
-
スタイル_画風:
全体:
特徴:
-
-
構図_アングル:
ショット:
アングル:
ポイント:
色調_雰囲気_光:
色調:
雰囲気:
光:
-
-
このテンプレートをコピーし、必要に応じてあなたの好みに合わせて微調整して使ってみてください。
Step 3:ChatGPTに画像をアップロード&対話開始!
マスタープロンプトの準備ができたら、いよいよChatGPTとの対話を開始します。
- ChatGPTに準備した参照画像を選択してアップロードします。
- 画像がアップロードされたことを確認したら、マスタープロンプトを貼り付け、送信します。
すると、ChatGPTはアップロードされた画像を「見て」、マスタープロンプトの指示に従って分析を開始します。通常、数十秒から数分程度で、指定したYAML形式でプロンプト要素をリストアップしてくれるはずです。AIが画像をどのように認識し、言語化するのかを見るのは、非常に興味深い体験となるでしょう。
Step 4:AIの提案をチェック!生成されたYAMLを磨き上げよう
ChatGPTが生成したYAMLプロンプトは、多くの場合非常に役立ちますが、決して完璧ではありません。AIは画像を客観的に分析しますが、あなたの「こうしたい」という主観的な意図や、ImageFX特有のプロンプトの癖までは完全に理解できない場合があります。
そのため、最後の仕上げとして、人間のあなたが生成されたYAMLをレビューし、磨き上げることが非常に重要です。
レビューのポイント:
ここで、YAML形式で出力されていることが大きなメリットとなります。構造化されているため、どこに何が書かれているか一目で分かり、キーワードの修正、追加、削除が非常に簡単に行えます。AIの提案を鵜呑みにせず、あなたの感性と知識を加えて、最高のプロンプトへと仕上げていきましょう。
【実践編】写真からアニメ風まで!ChatGPTでYAMLプロンプト生成〜ImageFX出力までやってみた

実際にこのワークフローを使って、参照画像から画像を生成する例を見てみましょう。
例1:リアルな風景写真から
このように、参照画像と対話、そして人間の微調整によって、具体的なプロンプトを効率的に作成できます。
【プロの技】精度と効率を極める!ChatGPT連携5つの上級テクニック

基本的な流れをマスターしたら、さらに一歩進んで、ChatGPTとの連携を最大限に活用するための上級テクニックをご紹介します。これらを使いこなせば、プロンプト生成の精度と効率は飛躍的に向上するでしょう。
連携テクニック1:対話で深掘り!「追加指示」でYAMLをブラッシュアップ
一度YAMLが生成された後も、対話は終わりではありません。ChatGPTとの対話を通じて、プロンプトをさらに磨き上げることができます。
例えば、
「もっとファンタジー風にアレンジして」
「この被写体で、背景をサイバーパンク風に変えたYAMLを再生成して」
「使われている色について、もっと詳細なリストを追加して」
といった具体的な追加指示を出すのです。
これにより、最初の提案をベースに、様々なバリエーションを探求したり、特定の要素を深掘りしたりすることが可能になります。ChatGPTを、単なるジェネレーターではなく、創造的なパートナーとして活用しましょう。
連携テクニック2:俺流を教える!「マイYAMLテンプレート」をChatGPTに読み込ませる
普段使っている、こだわりのYAMLテンプレート構造がある場合、それをChatGPTに教え込むことができます。
Step 2で紹介したマスタープロンプト内の「出力形式の指定」部分に、独自の、より詳細なYAMLテンプレート構造を提示します。
例えば、「画風」の下に「参照アーティスト」や「線画のスタイル」といった項目を必ず含めたい場合、その構造を明示します。
これにより、ChatGPTはあなたの好みに合わせた形式でYAMLを出力してくれるようになり、後からの修正手間をさらに削減できます。
連携テクニック3:ピンポイント分析!「この部分だけ」をプロンプト化する
時には、画像全体ではなく、特定の要素だけに注目してプロンプト化したい場合があります。
そんな時は、ChatGPTへの指示もピンポイントに絞り込みましょう。
「アップロードした画像の『光の当たり方』だけを詳細に分析し、ライティングに関するプロンプトキーワードをリストアップしてください」
「このキャラクターの『服装』のデザインをYAML形式で記述してください」といった指示です。
これにより、特定の表現を深掘りしたり、複数の画像の「良いところ」だけを抜き出して組み合わせたりする際に、非常に効率的に作業を進めることができます。
連携テクニック4:複数画像を比較・融合!高度なスタイル分析
ChatGPTの画像認識は、複数の画像を同時に扱うことも可能です。これを利用して、より高度な分析やプロンプト生成を試みることができます。
例えば、2枚の画像をアップロードし、「画像Aの『構図』と、画像Bの『色調と画風』を組み合わせたImageFX用のYAMLプロンプトを作成してください」といった指示を出します。
これにより、異なる画像の長所を融合させた、まったく新しいオリジナルのスタイルやコンセプトを生み出すインスピレーションを得ることができるかもしれません。
連携テクニック5:専用AIを作ろう!「カスタム指示」や「My GPTs」の活用
もしChatGPT Plusユーザーであれば、独自のGPTを作成できる「My GPTs」機能を活用することで、このワークフローをさらに効率化できます。
「My GPTs」を使えば、ImageFXプロンプト生成に特化した指示や知識を組み込んだ「ImageFXプロンプトアシスタント」のような専用AIを構築することも可能です。これにより、毎回マスタープロンプトを入力する手間を省き、より一貫性のある出力を得られるようになります。
まとめ:ChatGPTを相棒に、ImageFXプロンプト作成を次のレベルへ

今回は、ChatGPTの画像認識機能とYAMLを連携させ、参照画像から高精度なImageFX用プロンプトを生成するという、画期的なワークフローをご紹介しました。
- ChatGPTは画像を分析・言語化し、YAMLはそれを構造化する。
- 明確なマスタープロンプトと、生成後のレビュー・修正が成功の鍵。
- 対話やテンプレート活用などの上級テクニックで、さらに精度と効率は向上する。
この強力な連携を使えば、「あの画像みたいに作りたい」という願いを、高いレベルで実現できるようになります。プロンプト作成はもはや、ゼロから生み出す孤独な作業ではありません。ChatGPTという頼もしい相棒と共に、アイデアを形にするクリエイティブな共同作業へと進化するのです。
さっそく、あなたのお気に入りの画像をChatGPTに見せて、どんなYAMLプロンプトが生成されるか試してみてください。そして、そこで得た発見や、あなたが編み出した「魔法の呪文」、生成した素晴らしい画像を、ぜひコメントで共有してください。
プロンプトの管理や再現性をさらに追求したい方は、次回の記事もご期待ください。そして、ImageFXとYAMLプロンプトの全体像を改めて確認したい方は、ぜひ「YAML形式を使ったプロンプト作成・管理の完全ガイド【ImageFX】」を再読してみてくださいね。
ChatGPTとの連携で、ImageFXでのプロンプト作成を、次のレベルへと引き上げましょう!
早速ImageFXを使ってみる → ImageFX公式ページ