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プロンプト設計の基本とコツを覚えて理想の画像をつくる

ImageFX

ImageFXを使って「理想の1枚を作りたい!」と思ったのに、
「なんか違う…」
「思ってたのとちょっとズレてる…」

と感じたこと、ありませんか?
実はその“ズレ”の原因、多くの場合はプロンプト(指示文)の設計ミスにあるんです。

ちょっとした言葉の選び方や順序の違いだけで、
生成される画像の雰囲気やクオリティがガラリと変わるのが、ImageFXの奥深いところ。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
ImageFXで使えるプロンプトの基本的な書き方から、応用テクニックまでを徹底解説します!

プロンプトってなに?ImageFXの仕組みを簡単に理解しよう

まず最初に、ImageFXとはどんなツールなのかを簡単におさらいしておきましょう。

ImageFXは、Googleが提供している画像生成AIツールです。
ユーザーが「こんな画像がほしい!」といった内容をテキストで入力すると、
その文章(=プロンプト)をもとに、AIが画像を自動で生成してくれます。

たとえば、

a fantasy forest with glowing mushrooms and soft mist

と入力すれば、幻想的な森の風景を描いた画像が出てきます。

設計

ここで重要なのは、入力する言葉の違いで結果が大きく変わるということ。

だからこそ、しっかりとプロンプトを“設計”することが、
理想の画像をつくるための第一歩なのです。

基本からマスター!ImageFXプロンプト設計の6つの原則

それでは、プロンプトを書くときに押さえておきたい基本のルールを6つにまとめてご紹介します。

視覚的にイメージできるように書く

まず大切なのは、「どんな画像にしたいか」が目に浮かぶような言葉を使うこと。

Mount Fuji at sunset with cherry blossom petals dancing in the air, warm orange sky, soft lighting, cinematic landscape
設計

このように、以下のような情報を入れると、AIがより正確に意図をくみ取ってくれます。

  • 色味(例:warm orange sky)
  • 雰囲気(例:soft lighting)
  • 素材や質感(例:petals dancing in the air)
  • ロケーション(例:Mount Fuji)
  • 構図やスタイル(例:cinematic landscape)
  • 「ふわっとした表現」は避け、なるべく具体的に。
  • 抽象的な形容詞よりも、視覚的に伝わる名詞や動詞を選びましょう。

シンプルで矛盾のない文章にする

プロンプトは短くても、伝える力が強ければOK。
長すぎたり、意味が重複・矛盾していると、AIは混乱してしまいます。

【NG例】

a bright and dark forest in daylight with a glowing moon

上記のように、「明るいのか暗いのか」「昼なのか夜なのか」が矛盾しています。

【OK例】

a dark forest at night, with a glowing full moon and misty atmosphere
設計 NG例
NG例
設計 OK例
OK例
  • 一貫した世界観を意識して書くこと。
  • 意味がかぶる単語は1つに絞ると◎

品質を上げるキーワードを入れる

仕上がりを“高画質”“プロっぽく”したいなら、
品質を表すキーワードを積極的に取り入れましょう!

スタイルキーワードの例
写真風high quality, 4K, HDR, ultra detailed
イラスト風concept art, digital painting, finely drawn
美しさを演出beautiful, elegant, breathtaking, stunning
設計  elegant
high quality, elegant,
  • 仕上がりの方向性(写真風/イラスト風)に合わせて使い分けましょう。

スタイルと形式をはっきり指定する

プロンプトには、「どんな形式の画像か」を明確に伝える言葉を必ず入れましょう。

  • photo(写真)
  • illustration(イラスト)
  • anime style(アニメ風)
  • watercolor painting(水彩画風)
watercolor painting 設計
“watercolor painting”
anime style 設計
“anime style”

これを指定しないと、AIはどんなスタイルで描けばいいか迷ってしまいます。

  • 迷ったら”highly detailed illustration”などが初心者にはおすすめ!

構図のキーワードを足す

リアルな画像を作りたいなら、カメラ構図の知識を取り入れるのも効果的です。

【使える構図ワード】

  • rule of thirds(構図の三分割法)
  • centered composition(中央構図)
  • from above(俯瞰)
  • close-up(クローズアップ)
  • wide shot(広角構図)
  • 被写体の配置や視点を意識して書くことで、より自然な画像に!

Expressive Chips(表現チップ)を使ってみよう

ImageFXでは、一部のプロンプトキーワードをクリックで変更できる
「Expressive Chips(表現チップ)」という機能があります。

たとえば、”bright”というワードをタップすれば、”dim”, “glowing”, “soft”などに簡単に変えられます。

  • 初心者には特に便利!ワードの調整がしやすく、失敗が減ります。

応用編|もっと理想に近づけるプロンプト設計のテクニック

基本が身についたら、応用のテクニックも使ってみましょう!

設計テクニック①:ネガティブプロンプトで「いらないもの」を省く

AIは意図しない要素を勝手に入れることがあります。
そんなときに使えるのがネガティブプロンプト

a calm beach with blue sky, no people, no buildings

👆このように、”no”を使って排除したいものを指定できます。

ネガティブプロンプトなし
ネガティブプロンプトあり
  • 背景がゴチャゴチャしがちなときに効果的。

設計テクニック②:参考画像を見ながらプロンプトを作る

「言葉が思い浮かばない…」というときは、
PinterestやUnsplashなどの画像サイトでイメージを膨らませるのがおすすめ。

参考画像 設計
参考画像
生成画像 設計
生成画像
  • 見ながらプロンプトを書くと、表現の幅がぐんと広がります!

設計テクニック③:詳細な質感を盛り込む

リアリティを出したいなら、素材や質感の描写にこだわってみましょう。

  • soft glowing hair(やわらかく光る髪)
  • intricate lace dress(複雑なレースのドレス)
  • detailed skin texture(肌のきめ細かい質感)
設計
  • 英語での質感表現に慣れると、表現の幅が一気に広がります。

設計テクニック④:プロンプトの順番を意識する

プロンプト内の語順は、画像全体のバランスに影響します。

【おすすめの順序】

  1. 品質(high quality, 4K, etc)
  2. 主役(a girl, Mount Fuji, etc)
  3. 特徴(long hair, smiling, cherry blossoms)
  4. 背景(in a garden, at sunset, with soft lighting)
ImageFX 設計
  • 迷ったら「大事なことを先に書く」ことを意識すると◎

設計テクニック⑤:撮影用語を取り入れてプロっぽく

写真っぽい雰囲気を出したいときは、カメラ用語がとても有効!

【よく使う用語】

  • bokeh(背景ボケ)
  • wide angle(広角)
  • backlight(逆光)
  • depth of field(被写界深度)
  • 「写真風」に仕上げたいときの必須キーワードです!

設計テクニック⑥:感情や雰囲気をキーワードで表現する

感情を含んだワードを使うと、作品にストーリー性が生まれます。

  • dramatic(ドラマチック)
  • melancholic(物悲しい)
  • cozy(あたたかくて心地よい)
  • fantasy(幻想的な)
dramatic(ドラマチック)
cozy(あたたかくて心地よい)
melancholic(物悲しい)
fantasy(幻想的な)
  • イメージの“空気感”を伝えるのに最適!

ジャンル別プロンプトのヒント集

ジャンルごとに押さえるべきポイントもチェックしておきましょう!

美少女キャラ

  • 髪型、目の色、表情、服装、ポーズを具体的に
  • スタイル:anime style, illustration, cute girl
  • 背景も含めて、世界観を統一する

風景

  • 時間帯(morning, sunset, night)
  • 天候(rainy, snowy, clear sky)
  • ライティング(golden light, soft lighting)

インフルエンサー風

  • ポーズ(posing confidently, taking a selfie)
  • 照明(studio lighting, flash)
  • 小道具(smartphone, coffee cup, sunglasses)

素材・模様

  • 布の質感(silk, lace, denim)
  • 模様の細かさ(intricate pattern, geometric design)

ImageFXを使う上での注意点

最後に、ImageFXでプロンプトを使う際の注意点も押さえておきましょう。

  • 暴力的・差別的・成人向けの表現はNG
  • 有名人・未成年・実在人物の画像生成は不可
  • 長すぎるプロンプトはエラーやブロック対象に
  • 基本は英語でのプロンプトが推奨(日本語も一部OK)
  • 表現に悩んだら、英語でシンプルに伝えるのがベター!

まとめ|プロンプトの力で、ImageFXはもっと自由になる!

ImageFXで思い通りの画像を作るためには、
ただ思いつくままに言葉を並べるのではなく、「設計」が必要です。

  • 具体的に、視覚的に書く
  • スタイル・構図・質感を明確にする
  • 不要な要素はネガティブプロンプトで排除
  • 順序とキーワードの工夫で理想の仕上がりに近づける

最初はうまくいかなくても、試して・調整して・また試すことの繰り返しが、
あなたのプロンプト力をどんどん育ててくれます。

ぜひこの記事を参考にしながら、
ImageFXで「理想の1枚」を一緒に描き出してみましょう!🪄✨